国際労働移動の経済学 外国人労働者の受入れ問題の基礎理論
山本 繁綽 著
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判 型 | A5判上製 |
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ページ | 164頁 |
定 価 | 4,272円(本体3,884円+税) |
ISBN | 4-87354-149-2 |
分類コード | C3033 |
刊行年月 | 1992年10月 |
労働の国際移動の研究は少ない。多くは資本の国際移動と類似の取り扱いを受けているにとどまっている。けれども、労働の国際移動と資本の国際移動は定性的に異なり、合法就労と不法就労、単純労働と技能労働、永久移民と出稼ぎという特有の問題が生じる。本書は労働移動と資本移動の関係に加えて、これらの特有の問題についての経済理論を考案し、それに基づき、日本の外国人労働者受入れ政策に対して若干の提案を行っている。
- 目 次
第1章 外国人労働者の受入れをめぐって-経済学的分析のアウトライン
第2章 労働輸入と資本輸出-ラマスワミ命題について
第3章 労働・資本の国際移動と貿易-マンデル命題について
第4章 不法就労者を含む国際労働移動
第5章 国際労働移動における単純労働者対専門・技能労働者
第6章 国際労働移動における出稼型
第7章 外国人労働者の研修について