関西大学出版部

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市場と正義 経済理論と日本社会の葛藤

鵜飼 康東 著
 
 
 
判 型 A5判上製
ページ 212頁
定 価 2,640(本体2,400円+税)
ISBN 4-87354-345-2
分類コード C3033
刊行年月 2002年02月
品切れ

IT経済分析の旗手として、また歌人経済学者として令名の高い著者が世に問う政策研究の新風。日露戦争から小泉純一郎内閣まで日本の百年の歴史を現代経済学の基本モデルを用いて縦横に分析する。欧米から輸入されたという経済学の宿命と日本社会の葛藤を論じつつ、市場機構による社会改革という提案に至る衝撃的論証過程。

目 次
第1章 日本帝国官僚における聖と俗
第2章 帝国新官僚と1955年体制の政治経済学
第3章 グローバリズムと日本の正義
第4章 日本人は働き過ぎだったのか
第5章 海外直接投資の論理と倫理-海外進出を禁句にせよ
第6章 東京一極集中の情熱と理性-1987~91年市街地価格高騰の波及効果
第7章 地域経済の発展と移出入-開放マクロ・モデルによる地域分析
第8章 金融・保険業の発展と大阪大都市圏の経済
第9章 相互依存的効果関数-都市経済学の理論的実験
第10章 規制緩和政策と官僚評価制度の乖離
第11章 市場機構による社会改革
第12章 日本的リベラリズム批判