関西大学出版部

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アメリカのドイツ政策の史的展開 モーゲンソープランからマーシャルプランへ

河崎 信樹 著
 
 
 
判 型 A5判上製
ページ 248頁
定 価 2,750(本体2,500円+税)
ISBN 978-4-87354-540-0
分類コード C3033
刊行年月 2012年03月

第二次世界大戦後におけるアメリカのドイツ政策は、ドイツ経済の完全な破壊を目標として立案されたモーゲンソープランからドイツ経済の復興を実現することを中心的な目標としたマーシャルプランへと大きく転換した。本書は、この大転換が生じたプロセスを、民間部門の役割にも着目しながら明らかにしていく。

目 次
はしがき
 序章
  はじめに
  1 研究史の検討
  2 課題と構成
第?部 アメリカのドイツ政策をめぐる対立構造
 第1章 モーゲンソープランの成立
  はじめに
  1 アメリカのドイツ政策構想の概観
  2 モーゲンソーのヨーロッパ訪問(1944年8月6日~17日)
  3 モーゲンソーによる既存の政策に対する批判(1944年8月18日~25日)
  4 モーゲンソープランの立案(1944年8月26日~9月4日)
  5 3省委員会(1944年9月5日~12日)
  6 第2次ケベック会談(1944年9月13日~20日)
  おわりに
 第2章 ドイツ政策をめぐる対立構造(1945~1946年)
  はじめに
  1 リーク問題の発生とスティムソンの「逆転」
  2 モーゲンソープラン後のドイツ政策の展開と復興派の台頭
  3 1946年前半から後半にかけてのドイツ政策をめぐる対立構造
 第3章 米英統合占領地区の形成
  はじめに
  1 ポツダム協定と費用分担問題の起源
  2 米英統合占領地区の提案と準備交渉
  3 統合占領地区形成をめぐる米英交渉
  おわりに
第?部 民間部門におけるドイツ政策の展開
 第4章 外交問題評議会とアメリカのドイツ政策
  はじめに
  1 戦時期から戦後直後にかけての外交問題評議会のドイツ政策
  2 ドイツ問題研究会の発足
  3 ドイツ問題研究会の研究活動
  4 国務省への政策提言文書(第1草稿)の成立
  5 第1草稿の検討と最終的な政策提言文書の策定
  おわりに
 第5章 J・P・ウォーバーグとドイツ復興問題
  はじめに
  1 ウォーバーグ提案と国務省
  2 ドイツ訪問とReport on Germanyをめぐる活動
  3 バーンズ国務長官によるシュツットガルト演説とウォーバーグ
  4 アメリカのドイツ政策の変化とウォーバーグの立場
  おわりに
第?部 アメリカのドイツ政策とマーシャルプランへの道
        -共和党の役割を中心に-
 第6章 J・F・ダレスとアメリカのドイツ政策
  はじめに
  1 J・F・ダレスのドイツ政策とトルーマン政権
  2 モスクワ4ヵ国外相会談とJ・F・ダレス
  おわりに
 第7章 H・フーバーのドイツ報告とその歴史的位置
  はじめに
  1 フーバーによるドイツ・ミッションの起源とドイツ報告
  2 政府内でのフーバー・ドイツ報告の検討
  おわりに
 終章
 補論 1947年ポンド危機と米英統合占領地区
  はじめに
  1 米英統合占領地区の形成と財政分担協定
  2 モスクワ4ヵ国外相会談と財政分担協定
  3 ポンド危機とアメリカの政策転換
  おわりに
参考文献
あとがき
索引