ウソと欺瞞のレトリック
ポスト・トゥルース時代の語用論
山本 英一 著
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判 型 | A5判 |
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ページ | 180頁 |
定 価 | 2,860円(本体2,600円+税) |
ISBN | 978-4-87354-693-3 |
分類コード | C3082 |
刊行年月 | 2019年03月 |
ポスト・トゥルースの語に象徴されるように、現代は真実と虚偽の境界が見えにくい。ウソ・欺瞞が日常化した今、背景にあるレトリックの特徴を明らかにすることが重要になっている。本書は、語用論を出発点に、誠実な発話の対極にあるウソ・欺瞞が成立する仕組みを考え、間違った解釈へと誘導される人間の性向を解き明かす。
- 目 次
まえがき
1 序論 ~ウソと欺瞞の時代~
2 ウソの意味論・語用論
3 ミスリードと語用論 ~発話解釈とデフォールトの手続き~
4 忖度について ~負のイメージを背負った言外の意味~
5 欺瞞のメカニズム
6 トリックの現場から ~ウソと欺瞞の理論的背景~結びにかえて
参考文献
索引
初出一覧