関西大学出版部

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現代の社会経済システム 社会システム論と制度論

竹下 公視 著
 
 
 
判 型 A5判上製
ページ 400頁
定 価 3,850(本体3,500円+税)
ISBN 978-4-87354-510-3
分類コード C3033
刊行年月 2011年03月
品切れ

社会主義体制の崩壊後、「資本主義対社会主義」の枠組みを失い混迷を深める現代の経済社会を根底からトータルに捉える枠組み(社会経済システム論の視座)を提示し、その特徴を歴史的・構造的に解明することで、新たな社会経済システムの方向性を、現存するアメリカ型ともEU型とも異なる第三のモデルとして提案する。

目 次
プロローグ―新たな枠組みを求めて―
第1章 経済体制論と「制度経済学」
第2章 制度経済学・進化経済学・移行経済学
第3章 経済システムと制度論―制度経済学を超えて―
第4章 社会システム論と制度論
第5章 社会経済システムと制度論―制度論の視点の根源性―
第6章 デジタル化社会と現代アジア―社会科学の転換と近代西欧文明―
第7章 情報技術革命と社会経済システム変革の方向
     ―ヴァーチャルからリアルへ―
第8章 社会経済システムの構造と現代社会の位置
     ―価値基準の崩壊と外部基準の拡大―
第9章 経済文明と制度的変容―トータル・システムの危機―
第10章 アジアの時代の社会経済システム―近代西欧文明との比較を通して―
第11章 現代アジアの社会経済システム―「第三のモデル」の可能性と必要性―
エピローグ―社会経済システム論の視座―
あとがき
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