技術と労働問題
西岡 孝男 著
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判 型 | 四六判 |
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ページ | 188頁 |
定 価 | 2,136円(本体1,942円+税) |
ISBN | 4-87354-141-7 |
分類コード | C3033 |
刊行年月 | 1992年03月 |
ピラミッドから半導体にいたる人類五千年の技術の歩みを辿り、日本の技術を考える。日本人は、海外の学問・技術を学び、消化し改善・改良して精妙な製品をつくり出した。明治以降の近代化はその道程であり、戦後も、多くの技術を導入し、その水準は世界有数のものになった。アメリカに登場した集積回路の技術を最初に民生用に利用したのも日本であって、その半導体技術が80年代の日本の経済成長の推進役となった。日本的経営や湾岸戦争も取り上げた本書は、技術革新進展下の日米の経営風土の違いや労働問題の所在を分析した日本人論でもある。
- 目 次
- 第一章 古代技術と労働 第二章 日本技術史の一断面 第三章 日本工場法成立の周辺
第四章 日本的経営の国際的適応性 第五章 経営参加と団体交渉 第六章 技術革新
第七章 湾岸戦争における隠れた日本の貢献 第八章 台湾・経済労働事情の報告