ダニエル・デフォー研究
干井 洋一 著
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判 型 | A5判上製 |
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ページ | 246頁 |
定 価 | 3,850円(本体3,500円+税) |
ISBN | 978-4-87354-709-1 |
分類コード | C3098 |
刊行年月 | 2019年01月 |
英国小説の誕生に欠かせない役割を果たしたダニエル・デフォー。彼が取り組んだテーマは多岐に亘っており、小説だけでなく政治や経済に関する著作も出している。本書はデフォー・カノン問題を踏まえつつ、文学理論を援用しながら、英国小説黎明期の作家ダニエル・デフォーを多角的に考察した研究書である。
- 目 次
序
第1部 文学理論とデフォー研究
第1章 デフォーのカノンについて(1)
第2章 デフォーのカノンについて(2)
第3章 文学理論と作品解釈
第4章 文学理論の源流
第2部 デフォー作品の多様性
第5章 『ロビンソン・クルーソー』解釈の多様性
第6章 『ロビンソン・クルーソー』とポストコロニアル理論(1)
第7章 『ロビンソン・クルーソー』とポストコロニアル理論(2)
第8章 ジャンルを超えた共通性 ―デフォー作品における政治・歴史・文学─
第9章 デフォーの自負と不安 ─デフォーのジェントルマン論を読む─
第10章 デフォーの小説と『完全なる英国紳士』(1)
第11章 デフォーの小説と『完全なる英国紳士』(2)
第12章 ルキアノス風諷刺の系譜と『コンソリデイタ―』
第13章 デフォーが駆使した手法(1)
第14章 デフォーが駆使した手法(2)
第15章 『ロクサーナ』の特異性
初出一覧
あとがき