紀伊半島の文化史的研究 民俗編
横田 健一
上井 久義 編著 |
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判 型 | A5判上製函入 |
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ページ | 444頁 |
定 価 | 8,250円(本体7,500円+税) |
ISBN | 4-87354-103-4 |
分類コード | C3021 |
刊行年月 | 1988年03月 |
本州最南端に位置する紀伊半島の伝承資料を収集し、その文化史的考察を行う。祭儀で主要な役割をもつ茅の依代、司祭者としての童子の参加、山林での宗教者の動き、在地村落での神事と組織、庶民信仰と連係した在地禅宗僧の布教活動、消滅の傾向にある頭屋儀礼や来訪神、堅果植物の加工技術伝承などに関する諸論考集。
- 目 次
第一章 茅と雉の羽 第二章 熊野三山前史
第三章 熊野速玉大社の祭祀構成 第四章 粉河六月会と速玉大社御船祭
第五章 補陀落渡海の信仰と祭祀 第六章 中世・隅田八幡宮の神事と座
第七章 中世社会における禅宗と神【ギ】 第八章 日前宮の年中祭祀
第九章 志摩坂崎の祷屋儀礼 第十章 志摩における来訪神
第十一章 集落空間の中にみる漁民の生活
第十二章 紀伊半島山間部における・堅果類・根茎類の利用と加工法
第十三章 民族神の象徴と新嘗祭