エジプト 初期高度文明の神学と信仰心
ヤン・アスマン 著
吹田 浩 訳 |
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判 型 | A5判 |
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ページ | 346頁 |
定 価 | 3,850円(本体3,500円+税) |
ISBN | 4-87354-241-3 |
分類コード | C3022 |
刊行年月 | 1998年02月 |
古代エジプト宗教は疑いなく多神教であるが、同時に「一なる神」を強調している。そのため、エジプト学の成立以来、神概念の問題が今日まで議論されつづけてきた。本書は、解釈学を背景として、エジプト宗教を、暗黙の神学と明示された神学とに分けて論じ、一神教問題に明快な見通しを提示する。アマルナ宗教の説明はまさに圧巻。
- 目 次
- 第1章 宗教 第1部 神の身近さの諸次元 第2章 地域の、あるいは崇拝の次元 第3章 宇宙 第4章 言語、あるいは神話の次元 第5章 神話 第6章 3つの次元の意味についての包括的評価 第2部 明示された神学 第7章 ディスクールの単一的性格 第8章 中王国における弁神論と神学 第9章 新しい神々