関西大学出版部

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ピューリタン革命史研究 

上田 惟一 著
山川 雄巳 編
 
 
判 型 A5判
ページ 416頁
定 価 3,850(本体3,500円+税)
ISBN 4-87354-262-6
分類コード C3022
刊行年月 1998年10月
品切れ

イギリス革命が、その宗教的性格から、ピューリタン革命といわれることはよく知られている。国教会と長老派教会との抗争をはじめとする当時のイギリスの教会教派間の信仰・思想闘争は、イギリス革命の性格や展開過程に決定的な影響をあたえた。まさに宗教問題こそイギリス革命の核心をなすものであったのである。著者は、このイギリス革命の核心問題に正面から取り組み、鋭い歴史感覚と緻密な実証分析によって、これまで日本で存在しなかった研究地平を開拓し、画期的な業績をあげた。10編の論文からなる教会教派闘争史研究の集大成。

目 次
第一章 ロンドン市の統治体制  第二章 ピューリタン革命とロンドン市参事会
第三章 1640年代前期のロンドン教区教会史  第四章 長期議会の開会と宗教問題
第五章 ピューリタン革命と国教会主教  第六章 ピューリタン革命とウェストミンスタ宗教会議
第七章 ピューリタン革命と長老制教会の樹立  
第八章 『神の権利』論対エラスト主義(一)  第九章 『神の権利』論対エラスト主義(ニ)
第十章 ニューイングランド会衆教会派とピューリタン革命