アラン・ロブ=グリエの小説
奥 純 著
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判 型 | A5判上製 |
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ページ | 376頁 |
定 価 | 3,960円(本体3,600円+税) |
ISBN | 4-87354-321-5 |
分類コード | C3098 |
刊行年月 | 2000年11月 |
現代フランス文学の小説家ロブ=グリエの全体像を、本邦で初めて総合的に論じた研究書。トドロフやジェネットやバルトなどの最新の文芸理論・物語論の手法を駆使し、作家が視野に入れた世界各国の文学的形象との比較を通じ、また現象学からデリダに至る現代思想の流れを概括しつつ、ヌーヴォー・ロマンの巨匠の実像に迫る。
- 目 次
- 第1章 既存の代表的な解釈とロブ=グリエの諸作品
1.『嫉妬』の物語世界 2.『迷路の中で』の物語世界 3.『快楽の館』の物語世界
4.『覗くひと』の作品構成 5.『消しゴム』の作品構成
第2章 時間と空間
1.時間 2.空間
第3章 形式的物語論の展開-写実主義的錯覚の拒否
1.語り手について 2.物語の水準について 3.物語状況について