異界が口を開けるとき 来訪神のコスモロジー
浜本 隆志 編著
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シリーズ | 関西大学東西学術研究所研究叢刊34 |
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判 型 | A5判上製 |
ページ | 278頁 |
定 価 | 3,630円(本体3,300円+税) |
ISBN | 978-4-87354-489-2 |
分類コード | C3039 |
刊行年月 | 2010年03月 |
非日常の異界は、祭りの時に開かれ、その時空から先祖霊や神、妖怪が登場する。本書では、ヨーロッパと日本を中心に、祭りの中に継承されてきた来訪神信仰の構造を包括的に考察した。それを踏まえ、現代の来訪神信仰が商業的にデフォルメされ、本質的意義が消滅している問題と、現代社会の病根が繋がっていることを指摘した。
- 目 次
- 口 絵
序 文 (松浦 章)
序 章 異界が口を開けるとき (浜本隆志)
第一章 日本とヨーロッパの来訪神信仰の構造 (浜本隆志・大島 薫)
第二章 追儺における鬼 (森 貴史)
第三章 ヴァルプルギスの夜祭りと異界 (浜本隆志)
第四章 聖ヨハネ祭と「ハーメルンの笛吹き男伝説 」 (溝井裕一)
第五章 ハロウィーンの習俗と異界 (浜本隆志)
第六章 フィリピンとイフガオの人びとにみる異界 (熊野 建)
第七章 ハワイのマカヒキ祭とクックの死 (森 貴史)
終 章 来訪神信仰の現代的意義 (浜本隆志)
執筆者紹介