海の回廊と文化の出会い アジア・世界をつなぐ
橋本 征治 編著
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シリーズ | 関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ7 |
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判 型 | B5判 |
ページ | 398頁 |
定 価 | 4,400円(本体4,000円+税) |
ISBN | 978-4-87354-474-8 |
分類コード | C3022 |
刊行年月 | 2009年03月 |
受賞・選定図書 | 日本図書館協会選定図書 |
「東西両洋」に象徴される世界の諸文化交流の道筋として、陸の回廊に対して「海の回廊」が浮かび上がる。古くから東アジアから東南アジア世界、インドからアフリカ東部、大航海時代には西洋とアフリカ・アジア・太平洋を結ぶ太い「海の回廊」を通した様々な文化の出会いがあった。その諸相に文化・歴史・地理・経済の視点から迫る。
- 目 次
- はしがき
第1部 序説
1 「大西洋貿易圏」の成立とアジアの三大帝国
2 文化人類学から見る香港地元/郷土料理の味
第2部 アジアと世界の出会い-大航海時代を中心として-
3 アジア海域ネットワークと港市
4 リターン号事件(1673年)と英・蘭東インド会社による対日交渉
5 移行期のインド洋経済圏におけるアフリカ人の移動
6 オランダ製壁掛け世界地図と地図屏風
7 イギリス東インド会社とヨーロッパ諸勢力との邂逅
第3部 島社会と外界との文化邂逅-日本・台湾・フィリピン-
8 黒潮ルートの根栽農耕文化 9 外界からの視点
10 海の畑 11 シイラ漁
第4部 食文化を通してみたアジア・世界の出会い
12 マイセン磁器と食文化
13 北部ルソン島の事例研究から見たハイ・キュイジーヌとロウ・キュイジーヌ
14 宗教が運んだ「食文化」 15 世界航海の船室と無人島の陳列室