関西大学出版部

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釜山窯の史的研究 

泉 澄一 著
 
 
 
シリーズ 関西大学東西学術研究所研究叢刊5
判 型 A5判上製函入
ページ 884頁
定 価 14,300(本体13,000円+税)
ISBN 4-87354-051-8
分類コード C3021
刊行年月 1986年10月
品切れ

日本人の海外活動はあり得ないと思われている江戸時代に、朝鮮釜山に日本人の開いた陶窯があった。寛永~寛保期のほぼ百年間に対馬藩が対朝鮮外交・貿易の拠点とした釜山倭館内に経営した釜山窯がそれである。本書は対馬の宗家文書を根幹にすえ釜山窯および窯史について学問的にメスを入れたわが国最初の体系的な研究書である。

目 次

序章 研究の回顧と展望
第一章 釜山窯開窯前の朝鮮焼物将来の状況
第二章 開窯初期(寛永・正保・慶安期)の釜山窯
第三章 承応・明暦・万治期の釜山窯と諸求請
第四章 寛文・延宝期、古館時代の釜山窯をめぐって
第五章 延宝・天和・貞享期、新館時代初期の釜山窯をめぐって
第六章 元禄期の釜山窯-進捗せぬ開窯交渉
第七章 宝永期の釜山窯
第八章 正徳・享保期の釜山窯-藩窯の終焉
終章 享保期以後の釜山窯をめぐって