音楽作品とその同一性の問題
ロマン・インガルデン 著
安川 _ 訳 |
|
判 型 | A5判上製 |
---|---|
ページ | 182頁 |
定 価 | 2,750円(本体2,500円+税) |
ISBN | 4-87354-314-2 |
分類コード | C3070 |
刊行年月 | 2000年03月 |
受賞・選定図書 | 第1回福井栄一郎学術賞受賞 |
フッサールの高弟、現象学の泰斗の手になる音楽作品の存在論。受容美学の先駆として名高い『文学的芸術作品』の補遺として書かれた本書は、作曲-演奏-聴取というプロセスの中に浮かび上がる特異な志向的対象としての音楽作品の存在様態を探求した現代音楽美学の基本的文献である。ポーランド語版からの邦訳。
- 目 次
- 序論
第一章 音楽作品とその演奏
第二章 音楽作品と意識的経験
第三章 音楽作品と楽譜
第四章 音楽作品と特徴
第五章 音楽作品における音響的ならびに非音響的要素
第六章 音楽作品はどのように存在するのか
第七章 音楽作品の統一性の問題
第八章 歴史的時間のなかでの音楽作品の同一性の問題