関西大学出版部

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インターナショナルハーヴェスター社 従業員代表制の研究  

伊藤 健市 著
 
 
 
判 型 A5判
ページ 638頁
定 価 6,160(本体5,600円+税)
ISBN 978-4-87354-456-4
分類コード C3033
刊行年月 2008年03月
品切れ

インターナショナル・ハーヴェスター社の1920年代からニューディール期、そして第2次世界大戦後の労使関係をある意味規定した労使協議会制度(同社の従業員代表制)の史的展開を、経営陣の思惑、組合運動の展開、政府の介入など多層的に究明した好著。個別企業の従業員代表制の研究書としては、本邦初の研究書である。

目 次
序章 アメリカ製造大企業における労使関係と従業員代表制
第1部 従業員代表制導入前史
 第1章 福利厚生の生成と伝播  第2章 ウェルフェアリズムの展開
 第3章 ウェルフェアリズムの限界
第2部 従業員代表制の展開
 第4章 1916年ストライキと労使協議会制度  第5章 労使関係部の目的と機能
 第6章 労使協議会制度の特徴  第7章 労使協議会制度の展開
 第8章 全国労働関係法と労使協議会制度  第9章 労使協議会制度と独立組合
 補論  クラレンス・J・ヒックスと従業員代表制
第3部 従業員代表制の終焉
 第10章 トラクター工場における組合運動の展開(1)―「ABC」組合の結成
 第11章 トラクター工場における組合運動の展開(2)―全国労働関係局選挙での勝利
 第12章 出来高給制度と組合運動  第13章 坐り込みストライキと組合運動
 第14章 マコーミック工場における組合運動の勝利―労使協議会制度の終焉
終章 FEの衰退・消滅
資料編
 資料1 1919年労使協議会制度の規程  資料2 1936年労使協議会制度の規程
 資料3 ハーヴェスター社経営陣の変遷  資料4 労使関係活動の要約
 資料5 新入社員向けパンフレット  資料6 1936年『裁定と命令』
 資料7 1941年『裁定と命令』