人生と哲学 日常性を考える
渡辺 幸博 著
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判 型 | 四六判 |
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ページ | 262頁 |
定 価 | 1,602円(本体1,457円+税) |
ISBN | 4-87354-200-6 |
分類コード | C3010 |
刊行年月 | 1996年03月 |
日常性はなぜ批判されねばならないのか。日常性を超克してどこへ行こうというのか。本書はこのような疑問に答えるために、伝統的哲学の日常性批判論を批判的に考察し、日常性の根底にあるものに光をあてることによって、とかく理念的なもののみを強調してきた西洋哲学が物質文明の歪みに対して無力であった根拠を究明する。
- 目 次
- I 日常性をめぐって
一 なぜ日常性は批判されねばならないのか
二 疎外論をめぐって
三 日常性批判を考える
II 学の起源とその系譜
一 哲学以前
二 哲学の誕生
三 絶対知の系譜とその変遷
III 哲学の現在―実存の思想からポスト構造主義へ
一 存在論をめぐって
二 主体論をめぐって
三 ポスト構造主義の特質