労使関係史論 ドイツ第2帝政期における対立的労使関係の諸相
大塚 忠 著
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判 型 | A5判上製函入 |
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ページ | 498頁 |
定 価 | 8,580円(本体7,800円+税) |
ISBN | 4-87354-030-5 |
分類コード | C3033 |
刊行年月 | 1987年02月 |
受賞・選定図書 | 第10回労働関係図書優秀賞受賞 |
本書は、第一次世界大戦が終るまでのドイツ第2帝政期の労使関係を主に金属工業を中心にして明らかにしたものである。技能訓練の仕方を基礎に据えて、寡占的な経済体制にある労使関係を把えていくという最近のわが国でほぼ定着しつつある方法に従って、ドイツの労使関係の歴史が初めて体系的に分析されている。雇用主団体の機能や労使協議制の分析なども視野に収められており、ドイツ現代史の研究者ばかりでなく、広く社会・労働問題の研究者にとっても貴重な示唆を与える名著である。
- 目 次
序
第1部 労使関係の基礎過程
第1章 ドイツ営業条例の分析 第2章 徒弟制の概観 第3章 工場における熟練工の育成
第4章 ドイツの養成工制度 終章 技術訓練「社会化」への展望
第2部 労使関係の現実過程
第1章 自由労働組合の組織と機能 第2章 ドイツ金属労組DMVの組織と機能
第3章 雇用主団体の組織と機能 第4章 労使協議制の展望
第5章 会社組合 終章 戦時労使関係