関西大学出版部

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EUと日本学 「あかねさす」国際交流

藪田 貫 浜本 隆志 編著
 
 
 
判 型 A5判
ページ 236頁
定 価 1,980(本体1,800円+税)
ISBN 978-4-87354-536-3
分類コード C3020
刊行年月 2012年03月
品切れ

多文化共生を標榜するEU。関西大学はEU本部のあるベルギーのルーヴェン・カトリック大学との提携を踏まえ、EUと日本学の相互理解をめざして国際交流を推進してきた。本書はその経験にもとづいて、多面的に幅広く異文化に目を向けつつ、ますます進展するグローバル化時代へ寄与するために提言を試みたものである。

目 次

まえがき(浜本隆志)


第1部 EUを見つめる
ベルギーと日本~国家・都市・大学・歴史遺産~(藪田 貫)
「EUの父」リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー
 ~ロンスペルク残照~(浜本隆志)
「つまづきの石」シュトルパーシュタイン
 ~ナチスの犠牲者たちの小さな記念碑~(森 貴史)

第2部 EUと日本のあいだ
イギリス東インド会社船長ジョン・セイリスの遺書について(芝井敬司)
フリッツ・ルンプの『伊勢物語』版本研究(山本登朗)

第3部 日本学の交流
ヨーロッパ能楽談義
 ~ルーヴェン・カトリック大学での能楽公演によせて~(関屋俊彦)
日本のキリスト美術をめぐって(蜷川順子)
地ビールと日本の文化的アイデンティティー(マーク・メリ)
あとがき(藪田 貫)