西欧財政学と明治財政
戒田 郁夫 著
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判 型 | A5判上製函入 |
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ページ | 400頁 |
定 価 | 7,370円(本体6,700円+税) |
ISBN | 4-87354-097-6 |
分類コード | C3033 |
刊行年月 | 1988年03月 |
七章から成る本書は、明治期におけるわが国の西欧財政学導入史の特徴を、財政学訳書の変遷と高等専門教育諸機関での財政学科目創設状況の概観を通じて明らかにすると共に、わが国の財政情報の欧米への伝播過程の特徴を欧米の新聞・雑誌の記事、英国領事報告、日本人留学生の学位論文の考察を通じて明らかにした労作。
- 目 次
第1章 西欧財政学の導入と普及径路
第2章 『バステーブル財政学』のわが国への導入とその評価
第3章 日本財政情報の欧米への伝播径路
第4章 英字紙・誌の日本財政論評-7分利付英貨債の発行と予算の公表をめぐって-
第5章 マウンジーの「日本財政報告」-イギリス外交官の日本財政分析(1)-
第6章 ガビンスの「日本租税報告」-イギリス外交官の日本財政分析(2)-
第7章 柴四朗(東海散士)の「日本租税論」-在米日本人留学生の日本財政分析-