さまよえる人 ルース ベネディクト
マーガレット・M・カフリー 著
福井 七子 上田 誉志美 訳 |
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判 型 | 四六判 |
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ページ | 644頁 |
定 価 | 4,272円(本体3,884円+税) |
ISBN | 4-87354-161-1 |
分類コード | C3039 |
刊行年月 | 1993年06月 |
受賞・選定図書 | 日本図書館協会選定図書 |
名著『菊と刀』の著者であるルース・ベネディクトの生涯をアメリカ文化史研究の立場から基礎的な伝記資料に基づいて分析し、究明している。メンフィス州立大学歴史学助教授である著者は、ベネディクトを人類学者であること以前に、一人の個性的な詩人・人文学者、「孤高のフェミニスト」としてありのままの姿を詳述している。特に、『文化の型』の延長線上に詳述されているアメリカの戦時研究にかかわった経緯の後半は圧巻である。
- 目 次
- プロローグ―基本となるテーマ
第一章 輪の内側、輪の外側 第二章 ヴァッサー大学時代
第三章 可能性の限界 第四章 活動の場を求めて
第五章 社会変革を求めて 第六章 神話・宗教・文化
第七章 ベネディクトのヴィジョン 第八章 個を求めて
第九章 文化の型―アメリカと人類学のはざまで 第十章 文化の心理学的側面
第十一章 大学政治 第十二章 文化の政治的側面 第十三章 戦争時代
第十四章 最後の大いなるヴィジョン