飛鳥藤原京の山河意匠 地形幾何学の視点
木庭 元晴 著
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判 型 | B5判 |
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ページ | 248頁 |
定 価 | 3,960円(本体3,600円+税) |
ISBN | 978-4-87354-677-3 |
分類コード | C3021 |
刊行年月 | 2018年03月 |
飛鳥時代の仏塔や天文台そして藤原宮は,推古期に設置された天の北極(真北)軸や大和三山の太極(垂心)に精緻に配置されていた。隣接する飛鳥川と高取川の付け替えは斉明期に施行された。記紀やこれまでの研究では全く触れられてこなかった歴史的事実を精緻な地形情報と考古遺跡の分布からはじめて明らかにした。
- 目 次
- 推理から確証へ
第1章 最近公開されたGISデータベース情報を使って得られた飛鳥及びその周辺の古代 ~更新世末期の自然環境
第2章 飛鳥時代推古朝による天の北極及び暦数の獲得
第3章 天香具山山頂を通過する天の北極軸を基軸とする古代飛鳥寺域と水落遺跡の飛鳥川争奪前後の占地
第4章 飛鳥時代の水落天文台遺跡から観測された天球
第5章 飛鳥時代斉明期の高取川見瀬付け替え
第6章 藤原京の占地根拠となる大和三山の太極の発見、そして飛鳥京の寺院等遺跡から得られた太極由来の中ツ道軸と天香具山軸との共存