関西大学出版部

カートを見る

ドイツの社会経済的産業基盤 

大塚 忠 著
 
 
 
判 型 A5判上製
ページ 450頁
定 価 4,400(本体4,000円+税)
ISBN 978-4-87354-501-1
分類コード C3033
刊行年月 2010年09月
品切れ

ドイツの人材育成、その人材育成の特徴を背負って組織される労働、そして市場経済の中でドイツの労働者をこの労働組織に誘引する報酬システムの3つが、グローバル競争の中でどう変遷してきたかを1987年から20年間にわたって描き出した。聞き取りを含め、多くの一次資料を駆使して書かれた労作。

目 次
序文
第一部 ドイツ職業訓練制度の変遷
 第一章 87年 金属・電気工業職業訓練条例の成立
 第二章 ドイツ職業訓練制度の危機?
 第三章 二重訓練システム危機の克服にむけて
 第四章 デュアルシステムの再編成  
第二部 ドイツ的生産組織の変遷
 第一章 ドイツの労働組織
 第二章 ドイツにおけるQCサークルの展開
 第三章 ドイツ的生産モデルとグループ労働への適応
 第四章 ドイツ的生産方式と「リーン生産方式」の融合
 第五章 補論 日独比較生産システム
第三部 ドイツ インセンティブシステムの変遷
 第一章 労働協約から見た賃金・給与制度の変遷
 第二章 規制の実態と規制緩和
 第三章 企業別報酬制度の実態
あとがき
初出一覧
索引