雇用・失業指標と不安定就業の研究
岩井 浩 著
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判 型 | A5判上製 |
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ページ | 318頁 |
定 価 | 3,300円(本体3,000円+税) |
ISBN | 978-4-87354-486-1 |
分類コード | C3033 |
刊行年月 | 2010年03月 |
受賞・選定図書 | 2011年度 経済統計学会賞受賞 |
本章では、第一に、イギリスを事例に、失業保険法と失業登録統計(請求者登録統計)の成立経緯を吟味し、現代の請求者登録統計と労働力統計の諸関係が考察される。第二は、公表失業率を補足・代替する失業代替指標論の主な論点と国際的動向を吟味し、その具体的適用(日本のU指標等)と失業・不安定就業の変動が分析される。
- 目 次
- まえがき-課題と構成-
第?部 請求者登録統計の生成と特性、失業代替指標
-イギリスの事例-
第1章 失業救済、失業保険と請求者登録統計の形成
第2章 失業給付と請求者登録統計 -Jobseeker‘s Allowance-
補論1 地域の雇用・失業指標
第3章 雇用・失業統計の批判と失業代替指標
補論2 イギリスの社会統計 -ラディカル統計学グループと共同著作-
第?部 現代の失業代替指標と失業・不安定就業
第4章 失業の代替指標と失業・不安定就業
補論3 半就業指標とレヴィタン委員会
補論4 ILOの不完全就業論
第5章 現代の失業・不安定就業・「ワーキングプア」
-日英の失業・不安定就業の比較に寄せて-
論文初出一覧 (各章と補論に対する関係論文)
索引