エックハルトとゾイゼ ドイツ神秘主義研究
川崎 幸夫 著
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シリーズ | 関西大学東西学術研究所研究叢刊4 |
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判 型 | A5判上製函入 |
ページ | 332頁 |
定 価 | 5,830円(本体5,300円+税) |
ISBN | 4-87354-050-x |
分類コード | C3010 |
刊行年月 | 1986年03月 |
中世のドイツ神秘主義は修道院の霊的経験とスコラ哲学の論理、騎士道的禁欲と恋愛詩、異端運動と世俗化の動向といった多様な要素が攪拌され、醗酵するなかから現われた。その特色は人間の思弁的な魂が絶対無として見徹した神と純粋一化するところにある。本書はその代表的思想家であるエックハルトとゾイゼに関する論文を集めたものである。
- 目 次
(目次)
序文
エックハルトの根本問題
現代世界とエックハルト
生死の問題とマイスター・エックハルト
不滅と不生
聖書解釋學と説教
ゾイゼ解釋の諸問題
ドイツ神秘主義の特色と今日における研究情況
西洋精神の自己超越と神秘主義の本質由来
後記