明治前期における日本の国債発行と国債思想
| 戒田 郁夫 著
|
|
| 判 型 | Ａ５判上製函入 |
|---|---|
| ページ | 304頁 |
| 定 価 | 2,860円（本体2,600円+税） |
| ISBN | 4-87354-373-8 |
| 分類コード | C3033 |
| 刊行年月 | 2003年03月 |
複眼的手法を用いて、従来の公債史研究の空白を埋めるユニークな国債思想研究書。(1)最初の外債発行問題に関する、主に仲介者のH.N.レイと利率の評価の再検討 (2)最初の公募内国債の発行についての応募者問題と国内の主要な新聞・雑誌の論説の分析 (3)日本人の外債観の対立と変化を象徴する「幻の外債発行」の考察が取り扱われている。
- 目 次
- 第1章 わが国における国債制度の受容と国債論議
第2章 9分利付英貨債発行の背景とその反応
第3章 最初の外債発行と H.N.レイ－その役割と評価
第4章 7分利付英貨債の発行と英国の新聞・雑誌の論調
第5章 起業公債の発行経緯と民間の公債論議
第6章 幻の外債発行－1880年における政府部内での外債発行論争
〔補〕1878～1881年の公債発行問題に関連する年表
第7章 『東京経済雑誌』と田口卯吉の公債思想
第8章 明治前期の外債思想－結びに代えて