語順と文法
佐伯 哲夫 著
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判 型 | A5判上製函入 |
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ページ | 358頁 |
定 価 | 4,950円(本体4,500円+税) |
ISBN | 4-87354-034-8 |
分類コード | C3081 |
刊行年月 | 1976年12月 |
日本文の構造研究の完成は順序構造面の解明をなおざりにしてはありえない。本書は、この方面の第一人者である著者が、語順の原理からその文体的諸相にわたって詳論した語順編と、それに密接なかかわりをもつ文の種類や成分の用法等を新しい角度から考察した文法編とから成る。国語研究に携わる者必読の書。
- 目 次
1 語順編
一 語順研究の方向とその意義 二 現代敬語の承接 三 複文における題目語の位置
四 承前反復成分の変位 五 万葉集の語順 六 万葉・古今・新古今におけるかかり語順
七 宣命における語順意識 八 現代詩歌におけるかかり語順
九 現代文のうけ部における承接例一覧
2 文法編
十 存在文ないしは位格文 十一 接続語の機能 十二 「どうか」と「どうぞ」
十三 「の」と「を」 十四 複合格助詞 十五 誤りすれすれ表現
十六 ていねい調 十七 係助詞「こそ」の変遷