人の顔または表情の識別について(上) 初期の実験的研究を中心とした史的展望
池田 進 著
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判 型 | A5判上製函入 |
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ページ | 214頁 |
定 価 | 4,180円(本体3,800円+税) |
ISBN | 4-87354-004-6 |
分類コード | C3011 |
刊行年月 | 1987年03月 |
人間の顔の認識や表情の識別についての科学的研究はいまだ未完成であるといってよい。心理学による接近としては認知心理学、社会心理学、心理測定論、多変量解析法など多面的な探究を必要とする研究領域である。本書は表情の心理学的研究の文献を歴史的に通観して問題の所在を明らかにしようとした好著である。
- 目 次
- 序章
第1章 初期の「顔」研究 第2章 初期の「顔」研究の基本的問題点
第3章 表情判断の構造 第4章 表情の形態的特質
第5章 刺激図形の統制 第6章 初期の「顔」研究における2,3のトピックス
補章 Schlosberg以後における表情の多次元的構造の研究の展開
参考文献 図版 人名索引