関西大学出版部

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海を渡ったタロイモ オセアニア・南西諸島の農耕文化論

橋本 征治 著
 
 
 
シリーズ 関西大学東西学術研究所研究叢刊18
判 型 A5判上製
ページ 266頁
定 価 3,850(本体3,500円+税)
ISBN 4-87354-357-6
分類コード C3025
刊行年月 2002年03月
品切れ

太平洋地域の熱帯・亜熱帯農耕の基幹作物であるタロイモが、海を渡った経路を辿って各地域の栽培様式や技術を丹念に実地調査し、比較検討を加えてその地域性と斉一性を明らかにする。さらに、農耕儀礼や神話伝承も取り上げタロイモ栽培が紡いできた時間と道筋に、各地域を位置づけ、タロイモ栽培文化の伝播と拡散の構図を描く。

目 次
第1章 タロイモ栽培の比較研究の意義
第2章 フィジーの農耕体系とタロイモ栽培
第3章 ハワイ諸島における農耕展開とタロイモ栽培
第4章 南西諸島の田芋栽培-農耕文化論の視点から
第5章 日本の農耕文化とイモ栽培-南方の視点から
第6章 オセアニア・南西諸島におけるタロイモ栽培の比較研究
補 論 ハワイ諸島の“池”養殖とタロイモ栽培