関西大学出版部

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実在と現実 リアリティの消尽点へ向けて

山本 幾生 著
 
 
 
判 型 四六判上製
ページ 394頁
定 価 3,520(本体3,200円+税)
ISBN 4-87354-414-9
分類コード C3010
刊行年月 2005年03月
品切れ

近世哲学に始まる外界の実在性の問題から今日の仮想現実(バーチャルリアリティ)まで、ショーペンハウアー、ディルタイ、ハイデガーの哲学に手掛かりを求めてリアリティ概念を究明し、虚構も実在と共に現実を象るという〈現実の象り〉を提唱。そして問題が外界の実在性から〈ものの不在性〉へ転換していることを提示する。

目 次
第一章 実在するとはどういうことか
第二章 夢と現の狭間
第三章 「実在性の問題」について
第四章 実在性と存在一般
第五章 実在性―物質性と作用性 
第六章 実在から現実へ
第七章 現実性について
第八章 現実の象り―実在の世界から仮想現実(RV)の世界へ