関西大学出版部

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1955年「アジア諸国会議」とその周辺 火野葦平インド紀行

増田 周子 著
 
 
 
シリーズ 関西大学東西学術研究所研究叢刊48
判 型 A5判上製
ページ 292頁
定 価 3,300(本体3,000円+税)
ISBN 978-4-87354-584-4
分類コード C3090
刊行年月 2014年05月

世界をとりまく国際緊張の緩和を目的として、ラメシュワリ・ネール夫人の提案のもと1955年4月に14カ国200人が集結しデリーで開催された「アジア諸国会議」の全容を記し、作家 火野葦平が見た当時のインド芸術、風土、文化状況などを記した書。半世紀を超えてアジアの平和と連帯の精神が、今、浮かび上がる。

目 次
目 次

はじめに
第1章 火野葦平と「アジア諸国会議」
 第1節 「アジア諸国会議」準備委員会
 第2節 「アジア諸国会議」代表の決定 ―芸術家達の思い―
 第3節 火野葦平と「アジア諸国会議」準備委員会
 第4節 「アジア諸国会議」の開催
 第5節 「アジア諸国会議」の決議
 第6節 「アジア諸国会議」活動補遺
 第7節 「アジア諸国会議」の成果と反省
第2章 火野葦平のインド視察
 第1節 アーグラ観光
 第2節 ラージャスターン観光
 第3節 デリーの売春窟
 第4節 火野葦平とインドの若手作家
 第5節 インドの画家に対する火野の印象
第3章 火野葦平と不可触賤民
 第1節 牛と不可触賤民
 第2節 インドの画家と不可触賤民
 第3節 火野葦平「インド糞尿譚」
第4章 火野葦平インド視察記補遺
終わりに
あとがき