海南政典の研究
石尾 芳久 著
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シリーズ | 関西大学東西学術研究所研究叢刊2 |
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判 型 | A5判上製函入 |
ページ | 414頁 |
定 価 | 2,200円(本体2,000円+税) |
ISBN | 4-87354-048-8 |
分類コード | C3032 |
刊行年月 | 1969年03月 |
本書は、土佐藩執政吉田東洋が編纂を主宰した幕末の藩法(行政法典・刑法典)を校合の上紹介したものである。維新革命への戦略と近代国家への展望がこの藩法の中にも織込まれていて、維新前夜の武士たちの先駆的構想の実体を認めることができる。土佐藩がすぐれた法典をつくりえた理由については解説にふれるところがある。
- 目 次
序
第一篇 海南政典の研究
第一章 明治維新論争と海南政典編纂の意義
第二章 海南政典に認められる官僚制と自治制の構想
第三章 元禄大定目と海南政典
第二篇 海南政典の校合
海南政典 職守第一 考課第二 継嗣第三 儀制第四 寺社第五
戸籍第六 田疇第七 山虞第八 關市第九 賦役第十 營繕第十一
倉庫第十二 法律第十三
附録 海南律例草藁