欧米財政学・経済学導入史上の忘れられた人々
戒田 郁夫 著
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判 型 | A5判上製函入 |
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ページ | 224頁 |
定 価 | 4,400円(本体4,000円+税) |
ISBN | 4-87354-210-3 |
分類コード | C3033 |
刊行年月 | 1996年07月 |
旧著『西欧財政学と明治財政』(1988年)の補論にあたる本著。第I部では欧米財政学の受容に貢献した5人の略歴と業績の評価、第II部ではわが国経済学教育史上のマーセット夫人の役割とマウンジーの『薩摩反乱記』の母国での評価が論じられている。第III部は関西大学と西欧経済学の関わりを、記念行事や戸田省三ら2人の OBの生涯などを通して考察している。
- 目 次
- 第1部 欧米財政学・経済学の導入と普及に貢献した人々
第1章 知られざる洋学者前田利器 第2章 官庁エコノミストの先駆者岩崎小ニ郎
第3章 フランス財政学の導入者宇川盛三郎 第4章 ドイツ財政学の導入者飯山正秀
第5章 アメリカ財政学の導入者三上正毅
第2部 西欧財政学・経済学の普及と忘れられたイギリス人
第6章 『経済要旨』とマーセット夫人
第7章 明治前期日本の欧米への紹介者A.H.マウンジー
第3部 欧米経済学と関西大学
第8章 A.スミスと関西大学 第9章 マルクス経済学者辰巳経世
第10章 経済学専攻留学生戸田省三
第11章 大正期経済関係翻訳書目録とThe Economic Journalの追悼記事索引