関西大学出版部

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三国劇翻訳集 

井上 泰山 訳
 
 
 
判 型 A5判上製函入
ページ 896頁
定 価 7,370(本体6,700円+税)
ISBN 4-87354-346-0
分類コード C3097
刊行年月 2002年03月
品切れ

明代の宮廷内には豪華な舞台が建設され、慶祝行事の一環として様々な演目が上演されていた。本書は、それらのうち、三国志関連の23の作品を選び出し、宮廷秘蔵の上演用台本(内府本)の他、「雑劇十段錦本」や「息機子本」などの古版本をも底本として全文を訳出したものである。巻末に詳細な「解題」を付す。全篇本邦初訳。

目 次
劉備・関羽・張飛、桃園にて義を結ぶ  張翼徳、大いに杏林荘を破る
虎牢関にて、三兄弟、呂布と戦う  張翼徳、単り呂布と戦う
錦雲堂美女連環記  関雲長、一刀にて四人の冦を劈る
張翼徳、三たび小沛を出る  莽な張飛、大いに石榴園を閙がす
関雲長、千里の道を独り行く  関雲長、義勇をもて金を辞る
劉玄徳、独り襄陽会に赴く  諸葛亮、博望にて屯を焼く
酔って故郷を思い、王粲、楼に登る  劉玄徳、酔って黄鶴楼から走れる
両軍師、江を隔てて智を闘わす  周公瑾、志を得て小今喬を娶る
曹操、夜、陳倉路に走れる  陽平関にて、五馬、曹操を破る
鳳雛を走がし、【ホウ】統、四郡を掠め取る  単刀会
壽亭侯、怒って関平を斬らんとす  関雲長、大いに蚩尤を破る
十様の錦にて、諸葛、功を論ずる  解題