関西大学出版部

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ロック宗教思想の展開 

妹尾 剛光 著
 
 
 
判 型 A5判上製
ページ 728頁
定 価 6,050(本体5,500円+税)
ISBN 4-87354-416-5
分類コード C3010
刊行年月 2005年03月
品切れ

宗教及び宗教と関わりの深い領域についてのロックの思想を、初期草稿から代表的諸著作、それらをめぐる宗教論争、死後出版された『パウロ書簡 義訳と注』に到るまで跡付けて、信仰、自然法、寛容を要とする宗教思想がロック思想全体の根底であることを示し、通説的近代理解が見ていなかったロック思想の実像を明示する。

目 次
第1部 ロック同時代の宗教思想
第1章 ソッツィーニ主義
第2章 アルミニウス主義
第3章 ホッブスの宗教思想
第4章 三位一体論争
第5章 義認論争
第2部 ロック宗教思想の展開
第1章 ロック宗教思想「世俗権力論」「誤りのない聖書解釈者」「自然法論」「寛容論」「世俗及び教会権力、破門」「スティリングフリート『分離の害悪』『分離の非合理性』批判」
第2章 ロックの宗教思想『寛容書簡』『統治論』『人間知性論』『キリスト教の合理性』
第3章 『寛容書簡』をめぐるロック-プロウスト論争
第4章 『キリスト教の合理性』をめぐるロック-エドワーズ論争
第5章 『人間知性論』をめぐるロック-ロウド、ロック-バーネット論争
第6章 『人間知性論』をめぐるロック-スティリングフリート論争
第7章 ロックが応答しなかった同時代のロック批判
第8章 同時代のロック擁護
第9章 晩年のロック思想『知性の導き方』「誤り」『パウロ書簡 義訳と注』
第10章 結び