関西大学出版部

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文化システムの磁場 16~20世紀アジアの交流史

野間 晴雄 編著
 
 
 
シリーズ 関西大学東西学術研究所研究叢刊37
判 型 A5判
ページ 382頁
定 価 3,520(本体3,200円+税)
ISBN 978-4-87354-497-7
分類コード C3022
刊行年月 2010年03月
品切れ

関西大学東西学術研究所の共同研究「システムとしての文化の比較研究」をもとに,アジアの16世紀から近代までを視野に入れたモノ,ひと,出来事が産み出す場の交流史に関する歴史学・地理学者12名の研究論集。外世界であるヨーロッパ・アフリカ・アラブとの邂逅・文化接触と,日本を含めたアジア内部の仕組みを考察する。

目 次

はしがき
? アジア東部におけるサツマイモ栽培の伝播  (橋本征治)    
? 移行期の西インド洋世界と東アフリカ海岸世界
   ―モザンビーク海峡史研究の覚書―  (北川勝彦)
? ブルボン家の十字軍
   ―ブルボン公ルイ2世のマフディア遠征―  (上田耕造)
? ヨーロッパ人のベトナムにおける貿易
   ―平和から戦争へ:16世紀~19世紀―  (グエン・ティー・ハータイン 野間晴雄訳)
? 紅河デルタ干拓の歴史地理
   ―形成と変容―  (チャン・アイン・トゥアン 野間晴雄訳)
? アジア「日本町」のかたちと交流史  (野間晴雄)
? 18世紀後半英領インドにおける地図作製事業とレネル
   ―「帝国」と地図のポリティックス―  (野間晴雄)
? ケルマーン絨毯というブランド
   ―19世紀末に生じた世界商品への成長―  (吉田雄介)
? 1930年代の石垣島における台湾人農業移民の入植過程  (水田憲志)
? 壱岐における在と浦の集落形態と交流  (松井幸一・野間晴雄・高橋誠一)
XI 西洋史学専門研究成果の公開
   ―ひらめき☆ときめきサイエンスの実験―  (朝治啓三)

特別寄稿
X? 海域から見たイスラーム交流史
   ―とくにインド洋海域世界をめぐる問題―  (家島彦一)
あとがき