北大阪には、大阪大学総合学術博物館・関西大学博物館・大阪音楽大学音楽博物館・大阪医科大学歴史資料館と4つもの大学博物館がある。大学博物館は今、地域や市民を対象に公開講座、市民大学講座などの各種講座を開催し、新たな展示施設を開館するなど、「開かれた大学」の一機関として、大きく変わろうとしている。
大阪大学総合学術博物館では、理学部校舎建設地から出土した巨大なマチカネワニが出迎えてくれる。五十万年前の千里丘陵を想像してみよう。
関西大学博物館は考古学資料、なかでも本山コレクションが中核をなし、16点の重要文化財を含む、全国の出土品をみることができる。
大阪音楽大学音楽博物館は、水野佐平氏から寄贈された邦楽器を中心に、多数の楽器を所蔵する関西を代表する楽器博物館。年2回開かれるミュージアム・コンサートやミュージアムセミナーは人気を呼んでいる。
大阪医科大学歴史資料館は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計された建物(国登録有形文化財)で、同校の歴史を展示するとともに、小中学生を対象とした体験コーナーも設置している。