関西大学
藤田 高夫
本学文学部教授。現在は、関西大学副学長・国際部長を担当。文部科学省「平成30年度『大学の世界展開力強化事業』~COIL型教育を活用した米国等との大学間交流形成支援~」タイプB:交流推進・プラットフォーム構築プログラムに本学の「グローバル・キャリアマインドを培うCOIL Plusプログラム」が採択されたことに伴い、「日米間におけるCOIL型国際連携教育推進プラットフォームの構築」事業の推進及び海外大学との双方向の国際連携教育を推進する組織として新たに設置されたグローバル教育イノベーション推進機構(Institute for Innovative Global Education(IIGE))の機構長を務める。研究分野は中国古代史、とりわけ秦漢時代史であり、木簡や碑刻などの一次史料を使って古代帝国像の再構築に取り組んでいる。近年は日中の近代史学形成史、東アジア木簡の比較研究、軍事制度史などに研究分野を広げている。
関西大学
池田 佳子
ハワイ大学マノア校で博士号(Ph.D.)およびAdvanced Certification in TESOL(Dept. of Second Language Studies)を取得。2005年トロント大学講師、2006-2008年名古屋大学講師、助教授を経て、2009年より関西大学。現在国際部教授。グローバル教育イノベーション推進機構(IIGE)副機構長(2018年~現在)。専門は国際教育、日本語教育、外国語教育、相互行為分析研究。政治コミュニケーション研究、ヒューマン・ロボット・インタラクション研究、聴衆分析などを手掛ける。2017-2021年度で実施したSUCCESS-Osaka事業、KU-SUCCESS等外国人留学生のキャリア形成支援事業の立ち上げと実施を担当。2018-2022年度には大学の世界展開力強化事業「グローバル・キャリアマインドを培うCOIL Plusプログラム」を主担当。2022年度~2023年度には内閣府第二次教育未来創造会議構成委員。2023年度からは新たに文部科学省補助金事業として「JIGE(Japan hub for Innovative Global Education)―Blended Mobility Project(BMX)で生み出す「Society 5.0人材」の育成とそのインフラの創出」の事業実施主担当を担う。
関西大学
アレキサンダー・ベネット
1970年、羊とラグビーで知られるニュージーランド、クライストチャーチ市に生まれる。1987年に交換留学生として来日し、クラブ活動で剣道を始めたのをきっかけに武道に惹かれる。94年に母国のカンタベリー大学卒業、2001年に京都大学大学院人間・環境研究科博士課程修了。国際日本文化研究センター助手、帝京大学講師を経て09年より関西大学国際部教授。12年にカンタベリー大学院博士後期課程言語・文化研究科日本文化で2つ目の博士号取得。剣道教士7段、短剣道・銃剣道練士6段、居合道5段、なぎなた5段、古武道等の修行に励む。日本武道学会理事、国際なぎなた連盟副会長、全日本剣道連盟国際委員、NZ剣道連盟総監督。01年より、世界で初めて英語の剣道雑誌『Kendo World』を発行し、最近の著書として『武士の精神とその歩み』(思文閣出版)『日本人の知らない武士道』(文春新書)『Hagakure: The Secret Wisdom of the Samurai』(タットル)『Kendo: Culture of the Sword』(カリフォルニア大学出版)、『真訳 五輪書』(PHP、2021年)などがある。
関西大学
古川 智樹
愛媛県松山市出身。愛知教育大学教育学部(日本語教育コース)卒業、名古屋大学大学院国際言語文化研究科日本言語文化専攻博士前期・後期課程を修了し、2011年に博士号(文学)を取得。日本学術振興会特別研究員(2009-10年)、本学国際教育センター特任常勤講師(2011-15年)を経て、2016年より本学国際部(准教授)に着任。現在国際部教授。専門は日本語教育学。大学在学時からこれまで、地域の日本語教室ボランティア、企業内日本語教室、民間の日本語学校、日本国内の大学、中国の大学(2005-07年)等、さまざまな教育機関で日本語教育に携わる。近年はICTを活用した日本語教育に関心を持ち、主にe-ポートフォリオ、ブレンディッドラーニング、反転授業に関する研究を進めており、学習者中心の授業、効率的かつ効果的な言語学習を追求している。
関西大学
バイサウス・ドン
オーストラリア、マードック大学にて博士(心理学)取得。 人間のソーシャルインタラクションの分析に焦点を当て、さまざまな社会心理学的なテーマについて研究をおこなっている。 オーストラリア、英国、日本の大学で勤務経験を持ち、学部・大学院レベルの両方で提供される大学レベルのプログラムの開発、実施、評価において豊富な経験を持つ。 現在は、国内外での COIL 関連のさまざまな活動をさらに発展させ、促進することに力を入れている。
関西大学
アイーシャ・アスタリ
京都大学にて博士(経済学)取得。2024年4月に関西大学特任助教に着任。ビジネス、観光、教育プログラムの指導経験を有し、ビジネス、マーケティング、国際プロジェクトマネジメント等に詳しい。デジタルプラットフォームに関する体験価値共創について研究している。
関西大学
眞鍋 均之介
関西大学文学研究科英語学専攻を修了後、台湾国立中央大学にて博士(工学)取得。在学中には研究のかたわら、ボランティアで現地の職業高等学校で日本語教育・日本文化教育に携わる。2023年に関西大学特任助教に着任。JIGEおよびCOIL関連のプロジェクトに携わる。専門は工学。VRや行動・感情認識センシングシステム等を用い、人間とテクノロジーのインタラクションやテクノロジーを用いた効率的な学習方法について研究している。
千葉大学
小澤 弘明
千葉大学普遍教育センター長、国際教養学部長、国際学術研究院長、副学長(教育改革)等を歴任し、COILをはじめグローバル化教育に携わる。現在、学内では教育担当理事、国際未来教育基幹キャビネット長、学外では、JV-Campus運営委員、人間文化研究機構国立歴史民俗博物館運営会議委員、日本歴史学協会常任委員等を務める。専門は世界現代史、ヨーロッパ現代史。高等学校教科書の『歴史総合』『世界史探究』を執筆。
千葉大学
和田 健
千葉大学大学院国際学術研究院 研究院長・国際教養学部 学部長・教授博士(文学)(筑波大学)
筑波大学助手、千葉大学助教授・准教授を経て現職。千葉大学では国際教育センター、地域観光創造センターなどを兼務し、現在に至る。専門は民俗資料論。教育面では、専門領域をベースに日本人学生、留学生の協働学習実践を行っている。
千葉大学
崎山 直樹
千葉大学大学院国際学術研究院准教授、千葉大学国際教養学部国際交流委員会委員長
千葉大学で博士(文学)取得。千葉大学大学院人文社会科学研究科特任教員、日本学術会議事務局上席学術調査員(「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準」担当)、千葉大学普遍教育センター特任講師を経て、現職。専門は、西洋近現代史、高等教育論、レポート論題研究。
千葉大学
大塚 萌
千葉大学人文社会科学研究科文化科学研究専攻を修了し、博士(文学)取得。千葉大学特任助教として、千葉大学でCOILにかかわるプロジェクトに携わる。専門はドイツ語、翻訳比較、アダプテーションで、マンガ、現代文学を対象とした国際交流の中で生じるコンテンツ受容の研究をしている。マンガ翻訳や古典的芸術の現代ポピュラーカルチャーへのアダプテーションの研究業績がある。
東北大学
山口 昌弘
東北大学副学長(教育改革・国際戦略)
1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士取得)。1992年東北大学に助手として着任。2003年より東北大学大学院理学研究科教授、2018年より副学長(教育改革・国際戦略担当)。高等大学院機構長、高度教養教育・学生支援機構グローバルラーニングセンター長、文化・言語教育センター長、国際戦略室長。大学の国際化において、特に国際戦略や国際教育の設計に重要な役割を果たした。東北大学スーパーグローバル大学創成支援事業の実施に尽力。研究分野は素粒子物理学と宇宙論。1996年に西宮湯川記念賞(受賞研究「超対称標準理論におけるヒッグス粒子の質量」、KEK岡田安弘氏との共同受賞)。この事業において、東北大学の統括として、さまざまな側面から事業の進捗を俯瞰しプロジェクトの発展を支える。同時に、国内外の連携大学執行部とのパートナーシップを一層強化することで事業に貢献する。
東北大学
末松 和子
東北大学副理事(国際交流担当)
米国ラトガーズ大学を卒業後、ニューヨークの日系総合商社での勤務を経て、インディアナ大学教育学研究科で博士号を取得。2003年に東北大学に着任して以来、教育の国際化、派遣・受入留学プログラムの開発、国際戦略の立案、留学生支援、海外ネットワーク開発、海外同窓会組織支援など、様々な側面で東北大学の国際化に貢献。留学生と国内学生の学び合い・協働を教育手法とする国際共修の開発・普及に努めるとともに、教授法の開発・評価、学習成果検証などの研究プロジェクトを立ち上げ推進。国際共修をテーマとしたFDやワークショップを国内外で多数、実施している。本事業では、東北大学の事業主担当として、国際共修の効果検証指標の構築、国際共修実践者のキャパシティ・ビルディング、BLMを用いた研究インターンシップ、アントレプレナー研修の開発などに取り組み、プロジェクトの発展と三大学の連携強化に寄与したい。
東北大学
粕壁 善隆
東北大学グローバルラーニングセンター特任教授
福島県に生まれ、安積(あさか)高校卒業後、早稲田大学理工学部に進学し、平成元年3月に早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程を修了(工学博士)。 早稲田大学理工学部助手、東北大学教養部物理学科助手、メルボルン大学理学部物理学科で客員研究員を経て東北大学工学部原子核工学科助手となり、平成12年2月に東北大学留学生センター助教授、平成16年4月に東北大学留学生センター教授、改組に伴い平成26年4月に現職となる。 グローバルラーニングセンターの教授として東北大学理工系短期留学生受入プログラムに関するコーディネーションおよび受入留学生の教育・研究指導等を担当するとともに、理工系短期留学生受入プログラム担当として、参加留学生の受入から送出しまでの業務に関わってきている。また、日本学生支援機構・海外留学支援制度(短期受入・短期派遣)や「トビタテ! 留学 JAPAN 日本代表プログラム」、文部科学省・国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラムなどに関わり、文部科学省の留学生施策に寄与してきている。JIGEでは、オンライン・ハイブリット型のドクトラルコロキウムの開発実施に取り組むほか、オンラインを含めて学生の交換留学・超短期留学などをマイクロクレデンシャル発行、プログラムのデジタル履修証明発行等を含めて国際ネットワークの拡大の一端を担う。
東北大学
渡部 由紀
東北大学グローバルラーニングセンター准教授
ミネソタ大学教育人材開発大学院教育政策行政研究科修士課程を2005年に、博士課程を2010年に修了(Ph.D.取得)。米国コネチカット州の帝京ポウスト大学(現ポウスト大学)インターナショナル・オフィス・アシスタント・ディレクター、京都大学国際交流推進機構助教授、一橋大学国際教育センター講師を経て、2017年より東北大学高度教養教育学生支援機構グローバルラーニングセンター准教授。専門は比較・国際教育学、高等教育の国際化、異文化間教育。主な研究課題は大学教育及びシステムの国際化、海外留学のインパクト、多文化共生に向けたマジョリティ教育。アメリカでInternational Educatorという職業に出会い、帰国後も大学において国際教育交流業務、留学生・国内学生の留学プログラムとそれに伴う相談業務、グローバル人材育成教育や多文化共生教育に関する科目を担当している。JIGEでは、東北大学におけるプログラム実施に従事するとともに、異文化理解エクスパートとして、JIGEのAdvisory Boardに参加する。
東北大学
湊 洵菜
東北大学グローバルラーニングセンター助手
東北大学文学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士前期課程を修了し、2024年3月に修士号(教育学)を取得。同年4月より東北大学高度教養教育・学生支援機構グローバルラーニングセンター(助手)に着任。専門は異文化間教育。大学在学時より、国際共修や外国人材の受け入れに関する研究プロジェクトに携わる。特に、大学と地域社会の連携を取り入れた国際共修の学習効果検証、高等教育機関が社会に対して果たす新たな役割と責任の探索を進めている。学外では、米日カウンシルと在日米国大使館が主導するTOMODACHIイニシアチブのアラムナイとして、次世代のグローバル人材や女性リーダーの育成に取り組む。JIGEでは、こうして培った知見とスキルを活かし、言語・文化背景を異にする学生間の意味ある学び合いの創発を支援する。