博士課程後期課程(総合人文学専攻 中国文学専修)
2015年度の専修科目(演習を伴う科目)を掲載しています。
前期課程
専修科目 |
教員氏名 |
中国文学及文学史 |
井上 泰山
長谷部 剛
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中国語学及語学史 |
日下 恒夫
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後期課程
専修科目 |
教員氏名 |
中国文学特殊研究(2) |
井上 泰山
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中国語学特殊研究 |
日下 恒夫
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中国文学特殊研究(2)
中国文学の、古典から現代に至るまでの各分野に関する研究を包括する。古典詩(唐詩)、旧白話文学(元・明の戯曲・小説)、近・現代文学・当代文学を専門とする教員が履修生の選択に従って、講義・演習を担当する。当然そのための中国語学力が要求される。博士課程後期課程においては、さらに深くテーマを掘り下げ、博士論文の作成をめざす。
【担任者および研究テーマ(概要)】
■井上 泰山 教授: 中国における白話文学と文言文学の交流の歴史とその展開を探る
@「変文」を中心とする唐代以前の講唱文芸の姿、 A宋代の芸能の実態と、文字化される以前の白話文学の姿、B元雑劇を中心とする元代以降の戯劇の発展、C明代以降の白話小説の進展状況、D白話文学と現代文学との接点、以上を中心に探求。
taizan
kansai-u.ac.jp
http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~taizan/
中国語学特殊研究
中国語学が対象とするものは、中国語で記述された文献は勿論のこと、音声資料、他の言語で記述された中国語に関する資料等々、全てをその中に包含する。特に、本専攻においては、現代中国語を視野に入れながら、歴代白話文、近代語資料を中心に、主として近世以降の中国語の歴史的変遷を、語彙、語法、音韻、方言、さらにはその背景に潜む思惟方法等も併せて考察する。なお、確固とした現代中国語の基盤が求められることは、言うまでもないことである。
【担任者および研究テーマ(概要)】
■日下 恒夫 教授: 中国語学ことに近代北方語史と北京口語および作家老舎の研究
@近世北方語の歴史的変遷を、A清代の小説や老舎の作品を読みつつ「老北京語」を、B老舎の作家論と作品論を、C北京語の音声と上海語などを研究。なお北京という都市、北京人の生活、北京の芸能など、積極的意味での「雑学」を旨とする。
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