博士課程前期課程(総合人文学専攻 ドイツ文学専修)
2015年度の専修科目(演習を伴う科目)を掲載しています。
前期課程
専修科目 |
教員氏名 |
ドイツ言語文化研究(1) |
工藤 康弘
芝田 豊彦
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ドイツ言語文化研究(2) |
宇佐美 幸彦
Robert F. WittKamp
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後期課程
専修科目 |
教員氏名 |
ドイツ文学 |
宇佐美 幸彦
芝田 豊彦
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ドイツ文化 |
Robert F. WittKamp
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ドイツ語学 |
工藤 康弘
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ドイツ言語文化研究(1)
ドイツ語圏の言語・文学・文化について8世紀から19世紀まで幅広い研究がなされる。歴史的・社会的な視点を持ちつつ、作品や資料を精読することによって読解力を磨き、総合的な言語文化を広く理解する。専門は、工藤が初期新高ドイツ語期の言語・文化、ドイツ語史、芝田がドイツ近代文学、比較思想、聖書翻訳、であるが、それを超えて幅広くドイツ言語文化の総合的な教育研究がなされる。前期課程は高度な社会人養成をもめざしており、研究職にはつかないが、学部4年間に加えてさらに教養を深めたいという人にも広く門戸を開いている。
【担任者および研究テーマ(概要)】
■工藤 康弘 教授: 初期新高ドイツ語(14〜17世紀)の統語論的、語彙的研究
@副文に現れた接続法の時制と主文の時制がどの程度一致しているかを分析することで、ドイツ語史における時制の一致の崩壊過程を明らかにする A話法の助動詞mochteが可能の意味(〜できる)から願望の意味(〜したい)へ移行する歴史的過程を明らかにする B14〜17世紀におけるドイツ語の語彙を分析し、この時代の文献を読むための辞書を編纂する。
yskudo
kansai-u.ac.jp
■芝田 豊彦 教授: ドイツ文学における神秘・敬虔思想、フランクルの「意味」の思想
@アルノルト、テルステーゲン、ヘルダーリン等の詩作品における神秘・敬虔思想を探求する。Aシェーラー、アードラー、ユング等と対比しつつ、「意味」(Sinn)をめぐるフランクルの思想を考察する。
tshiba
kansai-u.ac.jp
ドイツ言語文化研究(2)
主として20世紀以降のドイツ語圏の言語・文学・文化についての研究がなされる。ドイツ語のコミュニケーション能力を強化し、現代のドイツとヨーロッパの社会や文化について豊かな知識を身につけ、21世紀の国際社会の最前線で活躍できる人材の養成をめざしている。専門は、宇佐美がドイツ現代文学、ドイツ表現主義、ダダイズム、ヴィットカンプが現代文化・文学論、比較文化・文学論であるが、それを越えて幅広くドイツ言語文化の総合的な教育研究がなされる。
【担任者および研究テーマ(概要)】
■宇佐美 幸彦 教授: ドイツの大衆的文化・芸術
啓蒙主義時代の世界周航家ゲオルク・フォルスターからブレヒトの後継者といわれる現代作家のフォルカー・ブラウンまで幅広くドイツの文芸について研究している。とくにビルダーボーゲンとダダイズムを中心にドイツの大衆的文化・芸術に関して多くの研究論文を発表している。
usami-1910
pop13.odn.ne.jp
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