5月13日(水)2限目の政治過程論1において、講師として、特定非営利活動法人ワーカーズコープ八戸・階上地域福祉事業所副所長で、本学部OBでもある高橋 弘幸 氏をお迎えし、「事業型非営利組織と地方行政・議員の実際」というテーマで講演会を開催しました。
初めに司会の坂本教授から高橋氏の紹介があり、事業型非営利組織の概略と、その組織が地方自治の中で行政と協働で事業を行い、どのような形で「新しい公共」を担っているかをご紹介いただきました。加えて、自立支援分野(ニート支援・生活保護受給者支援・生活困窮者支援)における非営利組織の役割についてもお話しいただきました。
また、非営利組織と地方自治体・地方議員の関係性について、ご自身の経験を踏まえて説明していただきました。
最後に、高橋氏が卒業論文で取り上げたロビイング研究と現在の業務を比較し、学術領域と現場との間の共通点と相違点についての考察がなされ、さらには、大学での学習・研究が社会人になってどのように役立つかについてもお話しいただきました。
学生からは、数々の質問がなされ、特定非営利活動法人で働くことの意義等を聞くことができ、自身の職業観の醸成にもつながる大変有意義な講演会となりました。

  • <講師:高橋 弘幸 氏>

    <講師:高橋 弘幸 氏>

  • <会場の様子>

    <会場の様子>