◆佐立 治人 教授

書籍名: 呉訥撰・若山拯訓読『祥刑要覧』の訳注 旧中国の裁判の教訓と逸話

内容:法律や裁判に対する古い時代の中国人の考えを会得できる訳注書
明の都察院(官吏の不正を糾弾する官司)の左副都御史(次官)を勤めた呉訥(1372~1457)。『祥刑要覧』は呉訥が経書や歴史書の中から裁判の教訓となる文章を抜き出して、編集したものである。江戸時代の日本でも何度か刊行されていた。本書はその訳注書である。
 呉訥が広い読書によって選び出した中国の裁判や法律、刑罰についての先人の文章は、正しい裁判を行うための指針として適切なものばかりである。それらの文章を通読すれば、短時間で「中国の裁判」の本質を知ることができる。

訳注:佐立 治人 教授

出版: 関西大学 出版部

https://www.kansai-u.ac.jp/Syppan/2023/12/61e4c3567cc4f7a07dbc20a5e167f93738bad795.html