2026年6月23日、NTN株式会社 CVJアクスル事業本部 事業戦略部 FP&A 大里洋介 氏をお招きし、管理会計論の講義において特別講演を実施しました。
本講演では、大里氏より、FP&Aの役割について、実務経験に基づいてお話しいただきました。FP&Aは、単に数字を集計・分析する仕事ではなく、事業責任者の意思決定を支えるビジネスパートナーとして、売上、利益、キャッシュフローの背景を読み解き、事業の課題発見や改善提案につなげる役割を担っています。
講演では、FP&Aにおいて事業を理解することの重要性、数字の背景にある現場の動きを捉える視点、分析結果を相手に分かりやすく伝えるコミュニケーションの大切さについて、具体的な事例を交えてご説明いただきました。また、製造業における在庫、売掛金、資金回収期間の問題を通じて、利益だけでなくキャッシュフローを重視することの重要性についても解説いただきました。
学生にとっては、授業で学ぶ会計や管理会計の知識が、企業の経営判断や事業運営にどのように活用されているのかを具体的に理解する貴重な機会となりました。講演後の学生からは、会計は過去の数字を記録するだけでなく、企業の未来の意思決定を支えるための学問であると理解が深まった、FP&Aという仕事を通じて会計を学ぶ意義を実感した、数字を扱う力だけでなく事業理解や対話力も重要であることが分かった、などの感想が寄せられました。
今回の講演を通じて、学生たちは、会計が企業活動を支える実践的な知識であり、将来のキャリアにおいても大きな強みとなることを学びました。

記事執筆:商学部教授 浅田拓史