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関西大学商学部学術講演会(2026 年 5 月 25 日 タスタンベコワ・クアニシ氏)を開催しました。

2026 年 5 月 25 日(月)13 時 00 分から 14 時 30 分まで、関西大学千里山キャンパス第2学舎1号館A503教室において、筑波大学人間総合科学学術院准教授のタスタンベコワ・クアニシ氏を講師にお迎えして、商学部学術講演会を開催しました。

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中央アジアに位置するカザフスタン出身のタスタンベコワ先生は、自らのアイデンティティを支えることばであるカザフ語と、頭の中で考えるために使う思考言語であるロシア語に加えて、学校教育を通じて習得した英語と、2001年に来日されてから身につけた日本語を仕事と家庭で使われています。また、フランス語の日常会話も理解され、吹き替えなしで映画を見られることもあるそうです。

「グローバル人材から見た日本の言語教育ー中央アジア出身の多言語話者の視点からー」という講演を通じて、英語に偏重した言語教育やグローバル人材の捉え方の問題点が指摘された上で、英語の「先」へと進む次世代グローバル人材に求められる視点が提起されました。タスタンベコワ先生によれば、それは「完璧な英語」というレンズを通してではなく、深い信頼と共感を得ながら世界中の多様な価値観と対話できる能力であり、そのためには完璧ではなくても複数の言語を柔軟につなぎ合わせる実践力が求められます。

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講演会には商学部だけでなく、他学部の学生も参加しました。学習システムのLMSを通じて集めた質問にタスタンベコワ先生は丁寧に答えられながら、言語教育は「完璧なネイティブ」の育成を目指すものではなく、複眼的な思考を養うことで、世界を見るための解像度を高めることにあると強調されていました。

記事執筆:商学部教授 徳永昌弘

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