「会計」って何?
「会計って、お店のレジや出し入れの記録のこと?」そう思っているなら、少しもったいないかもしれません。会計の本質は、お金の流れを”数値で見える形”にして、企業の姿を社会に伝えることにあります。経営はうまくいっているか。次に進むべき道はどこか。会計は、その判断に確かな根拠を与え、信頼を築く手助けをします。
世界中の意思決定を支える“ビジネスの第2言語”、それが会計です。数字で未来を支えたい。そう思ったあなたに、扉は開かれています。
「会計」を学ぶことで広がる世界
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POINT 1
ビジネスを理解する
力がつく!
決算書などの数字から、企業の構造・戦略・健康状態が読み取れるようになり、経営者視点をもつことができます。日々の業務や投資に役立つスキルです。
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POINT 2
ニュースが面白くなる!
数字を読み解くことで、社会や企業の構造が見えてきます。国の政策や企業の経営判断の裏に隠れた意味を自分なりに理解することができます。
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POINT 3
合理的な判断が
できるようになる!
投資や副業、起業といったお金を動かす場面で、自分の感覚に頼らず、数字を根拠に判断できるようになります。
会計を学べば、数字で世界を読み解けるようになることがわかりました。
それでは、どのようにお金の流れを記録・整理するのでしょうか。
会計の土台となる「簿記」
企業や個人のお金の出入りをルールに沿って記録・整理し、報告書を作成する一連の情報処理技術を「簿記」と言います。日々の小さな取引も全てまとめることで、「今どれくらい儲かっているか」「どのくらい借金してるか」といった経営の全体像が見えるようにしているのです。
「ビジネスの共通言語」を学ぼう!
簿記はビジネスの共通言語と言われています。ビジネスには必ず、お金の動きがあるからです。どんな地域、業種の企業でも、基本的なルールは変わりません。企業が公表している報告書を見れば、あらゆる企業の経営状態や活動内容を把握し、比較することができるようになります。会計の知識や簿記の技術を身につけていることは、ビジネスを理解している証拠です。就職活動時はもちろん、入社後も評価されます。ビジネスの世界で活躍するために勉強してみませんか?
報告書から読み解けるギモン
- 赤字なのに
どうして広告費を増やしているの? - 設備投資しまくっているけど、
大丈夫なのかな? - 利益が減っているのに、
どうして株価は上がっているの?
ビジネスで役立つ!
日商簿記検定
日本商工会議所が主催する日商簿記検定は、多くの企業から高い評価と信頼を得ており、昇進・昇格の条件や資格手当の対象とされることもあります。関西大学商学部では、全ての学生が3級レベルのスキルを習得できるよう指導するとともに、2級や1級レベルに対応した講義も多数用意しています。
レベル別にみる日商簿記
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3級 ビジネスの基礎教養レベル
業種・職種を問わず必須とされる基本資格。商業簿記の基礎を学び、小規模企業の会計実務に対応できるレベル。
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2級 経営管理に役立つレベル
企業から最も求められる資格の一つ。商業簿記・工業簿記を修得し、財務諸表から経営内容を把握・分析するために求められるレベル。
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1級 専門職を目指すレベル
高度な会計の知識を修得し、会計基準や会社法等を踏まえた経営管理に求められるレベル。公認会計士・税理士など国家資格への登竜門。
関西大学商学部でのサポート
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商学部公認会計士受験支援委員会
公認会計士をめざす関西大学の学生や商学部生を対象に、セミナーや講演会、見学会等、簿記検定や公認会計士試験の合格に向けた支援を実施しています。
関西大学の支援体制 -
学外資格単位認定制度
日商簿記や公認会計士試験など、指定された資格の取得に応じて、最大20単位まで専門教育科目として認定できる制度があります。
学外での挑戦が、大学の学びにもつながります。 -
難関資格に挑戦するためのプログラム
公認会計士をめざす学生のために、会計連携特別プログラム(ALSP)を実施しています。定員制で、合格実績のある教員や講師から、演習中心の授業を集中的に受けられる実践的なプログラムです。
ALSP