1918（大正7）年、政府の高等教育拡張政策に基づき旧大学令が公布され、既に「○○大学」と名乗っていた旧制の各専門学校は、それぞれ財政基盤を固めて財団法人化に取り組み、「大学」としての認可を得るべく申請を行いました。
1920（大正9）年、慶應義塾、早稲田の2校が私立で初めて認可され、同年中には計８校が「大学」として認可されました。
本学も、千里山に新校地を開設するなど準備を進め、ようやく1922（大正11）年に認可されました。ちなみに、立命館、東洋協会（現･拓殖）も同じ日に認可されています。
千里山キャンパスは、この大学昇格を機に開設されたものです。つまり、2022（令和4)年に千里山キャンパスは100周年を迎えるのです。
（堀口）

＊写真は、1927年3月竣工の大学本館（旧住友合資会社本社社屋を受贈、移築したもの）です。現在、第１学舎前の「あすかの庭」付近。