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教育後援会からのお知らせ(2020年)

2020年度吹田会長 「あいさつ」ならびに「会員の皆様へのメッセージ」

20/05/18

2020年度会長に就任された吹田康雄会長からの「あいさつ」なら
びに「会員の皆様へのメッセージ」を掲載させていただきます。

≪2020年度吹田会長 あいさつ≫
教育後援会の更なる発展をめざして

≪2020年度吹田会長 会員の皆様へのメッセージ≫
 新型コロナウイルスの感染拡大により、4月8日に緊急事態宣言が
なされ、5月4日には5月末まで延長することが決まりました。
 おそらく皆様におかれましては生活に多大な影響が及んでいること
でしょう。この場を借りまして、感染により苦しんでおられる方々に
お見舞い申し上げるとともに、不幸にもお亡くなりになった方々に哀
悼の意を捧げたいと思います。
 この新型コロナウイルスの影響により、関西大学におきましても、
今年の入学式を中止するだけではなく、いまだ教室での授業再開をす
るには至っておりません。
 しかし、こうした状況下にあっても、大学ご当局は学生の生活環境
及び教育環境を維持すべく様々な施策を講じております。具体的には、
関西大学において総額5億円の経済支援に取り組んでおり、一人暮ら
しの学生(下宿生・寮生、外国人留学生・留学生別科生)に対し5万
円の一律金を支給するとともに、全ての学生の皆様に対して家計急変
の場合に一定の条件のもとで年額24万円又は12万円の給付を行うこと
とされました。また、教室での授業の代わりに、インターネットを活
用した遠隔授業を実施いたしております。
 本学学生、特に新入生のご父母・保護者の皆様におかれましては、
想定していたご子女のキャンパスライフが実現されていないことに、
さぞ歯がゆい思いをされておられるかと推測いたしますが、教育後援
会といたしましては、新型コロナウイルス影響拡大に対する大学側の
懸命な取り組みに対して全面的に支援していく所存です。
 緊急事態宣言はいまだ解除されず、いつかつての日常を取り戻すこ
とができるかいまだ判然としておりません。また、新型コロナウイル
スが収束したとしても、その後に続く倒産や失業などの経済的影響が
懸念されています。しかし、どれほど見通しの暗い未来であっても、
パンドラの箱にエルピス(希望)が残ったように、決して悲観するこ
とはないと考えます。
 『レ・ミゼラブル』の著者であるビクトル・ユゴーはこう語ってい
ます。
「どんなに暗い夜もいつか終わり、太陽が昇る。(Meme la nuit la
plus sombre prendra fin et le soleil se levera.)」
 このユゴーの言葉を心の底から同意し、未来に対して希望を捨てな
い学生を育成することが大学の使命であるとともに、それを支援する
ことが保護者としての役割であると、教育後援会会長として確信して
いる次第です。

                     2020年5月16日

教育後援会からのお知らせ