【公募研究班】甘樫丘遺跡群の変遷と土地利用に関する研究-発掘調査の成果を中心に-
研究代表者 | 井上 主税 文学部・教授 |
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研究概要 | 本研究の目的は、甘樫丘遺跡群を対象とし、発掘調査を通じて得られた資料や、『日本書紀』などの文献史料にみられる記録などをもとに、本遺跡の性格や歴史的な意義について考察することにある。飛鳥時代の邸宅の様子を知りうる資料は少ないため、この遺跡の解明はその手がかりとなり得るものと期待される。また、甘樫丘の南東に位置する島庄(石舞台古墳周辺)には蘇我馬子の邸宅があったと推定され、島庄遺跡がその有力候補とみられている。この島庄遺跡の発掘調査成果とも比較検討を行なう。これにより、甘樫丘遺跡群の性格をより明確にすることができるものと考える。 |
研究分担者 |
西本 昌弘 文学部・教授 長谷川 透 明日香村教育委員会・係長 |
研究期間 | 2023年度~2024年度(2年間) |