理事長メッセージ

わたしたちの街、大阪とともに

「マラソンを通じて大阪の街を元気に」という趣旨のもと、関西大学は、2024年2月25日(日)に開催される「大阪マラソン2024」(主催:大阪府、大阪市、公益財団法人大阪陸上競技協会)に協賛します。第1回大会から引き続き、今年で12回目となります。

大阪マラソンは、毎年3万人以上のランナーと1万人のボランティア、そして130万人の観衆を集める日本最大規模の都市型市民マラソンです。今大会は、アフターコロナの開催となるため、7.2㎞を走る「チャレンジラン」や、仲間と一緒にスタートできる「ペア・グループエントリー」、大阪ならではの食材でランナーをおもてなしする「まいどエイド」などの企画が復活し、コースもアップダウンを減らした走りやすいコースに変更されるなど、より幅広いランナーが参加しやすくなりました。さらに、「パリ2024オリンピック競技大会」の日本代表選考レースにもなるなど、エンターテインメント性だけでなく競技マラソンとしての魅力も併せ持っています。本学としても、引き続き、ランナーのみならず、給水活動をはじめとする各種ボランティアや沿道応援パフォーマーなど、様々な形でより多くの学生・教職員が参画し、大会を支え、盛り上げるべく取り組んでまいります。

関西大学は、「学理と実際との調和」「国際的精神の涵養」「外国語学習の必要」「体育の奨励」の4つの柱からなる「学の実化(じつげ)」を学是(教育理念)として掲げ、大学教育の社会化を目指した多様な活動を展開しています。2022年には、学是提唱から100年の節目を迎えました。この理念のもと、学園の構成員一人ひとりが自ら考え行動し、大阪の街の魅力を教育・研究の側面から発信することが、大会活性化の一助となればと考えます。

関西法律学校として誕生した関西大学は大阪とともに歩み、育まれ、5つのキャンパス(千里山・高槻・高槻ミューズ・堺・北陽)に、幼稚園から大学院まで13学部、13研究科、2専門職大学院、1留学生別科、そして8つの併設校を擁する総合学園です。2023年10月には新たに「吹田みらいキャンパス」が開設されました。新しくビジネスデータサイエンス学部の設置を構想しており、今後更なる発展を目指しています。これからも地域の活性化を担う主体として、また大阪と世界を結ぶハブとして、大阪から世界を見つめて「考動」してまいります。

学校法人関西大学理事長芝井 敬司