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研究科紹介

研究科長からのメッセージ

平成28年司法試験合格発表によせて(2016/9/14)

関西大学大学院
法務研究科長
木下 智史

 司法試験に合格された皆さん、本当におめでとうございます。
 無事、難関を突破して合格を勝ち取られた皆さんのたゆまぬ努力に、心から敬意を表します。困難な受験生活を支えてこられたご家族の方々にも、心からのお祝いと感謝の意を表したいと思います。また、弁護士業務で忙しいなか特別演習を担当して、合格までの道のりを示し、つらく厳しい受験勉強を支えて合格を勝ち取る実力がつくまで指導して下さったアカデミック・アドバイザーの先生方の存在を忘れるわけにはいきません。この場を借りてお礼を申し上げます。
 関西大学法科大学院修了者の合格者数は15名でした。全体の合格者が1,583名(法科大学院修了者に限ると1,348名)と昨年より267名(同316名)減少する中、関西大学法科大学院修了者の合格者数も昨年より7名減となりました。内訳は、既修者コース出身者が9名、未修者コース出身者が6名でした。卒業年度でみると、2015年度修了者が4名、2014年度修了者が2名、2013年度修了者が3名、2012年度修了者が3名、2011年度修了者が3名でした。
 関西大学法科大学院の合格者数、合格率は依然として低いレベルにとどまっており、残念でなりません。また、2回、3回とチャレンジした結果、合格を勝ち取った方々が合格者の多数を占めるという状況も、依然として変わっていません。関西大学法科大学院としては、今回の試験結果を分析して、教育内容および修了生支援の在り方について検証を行い、来年はより多くの合格者と喜びを分かち合うことができるようにと決意を新たにしております。今年度から進級要件の厳格化を実施し、学生が司法試験の合格を意識した勉強を進めることで、合格者数、合格率が改善されることが期待されます。
 あと一歩及ばなかった修了生のみなさん。来年は合格の喜びを手にすることができるよう全力でお手伝いさせていただくことをお約束します。是非とも、教員、アカデミック・アドバイザー、または事務にご連絡下さい。
 合格者のみなさんには、それぞれの合格体験を踏まえて、後輩の指導にご助力くださりますようお願いします。

入学式式辞(2016/4/2)

 新しく関西大学法科大学院に入学された皆さん、ご入学おめでとうございます。法科大学院の教職員を代表して心からお祝いを申し上げます。今年は、関西大学法科大学院の13期生として、未修者10名、既修者18名の合計28名の新入生を迎えることができました。皆さんが関西大学法科大学院を勉学の場として選ばれたことを心より嬉しく思います。
 さて、法科大学院に入学するにあたって、皆さんは、おそらく期待とともに、不安もいだいていらっしゃることでしょう。法科大学院をめぐる状況は依然として厳しいものがありますし、司法試験も合格者数を1,500名程度にまで減らすことが予定されており、さらに難しい試験になります。皆さんは、こうした厳しい状況の中で、関西大学法科大学院に入学して法曹になるための勉強をすることを決意されたわけです。関西大学法科大学院は、法曹になるという夢を実現するために一所懸命努力して、勉学に励む皆さんに対して、最大限の支援を行うことをお約束することで、皆さんの不安が少しでも解消されることを望んでおります。
 言うまでもないことですが、法曹になるという夢を実現できるか否かは、皆さんがいかに一所懸命努力して勉学に励まれるかにかかっています。司法試験に合格するための魔法の勉強方法は存在しません。毎日コツコツと地道に勉強をして、法律に関する知識を少しずつ確実に自分のものにするほかありません。現在の司法試験は受験者5名に一人が合格する試験となっています。法科大学院を修了したときに、自分は司法試験に合格するだけの勉強をしてきたのだと自信を持って言えるよう、今から、しっかり計画をたてて、勉強をすすめるようにして下さい。1日では僅かの差でも、それが2年ないし3年続けば、相当の差になりますから、1日1日をおろそかにすることなく勉学に励むようにして下さい。
 勉強の期間は2年ないし3年と長いですから、勉強をすすめる過程で疑問が生じることもあるでしょう。勉強が計画通りに進まなかったり、努力の割に成果が現れないなど、学習上の悩みが生じることもあるでしょう。関西大学法科大学院は、皆さんを合格まで導くための相談体制を整えております。まず、司法試験に合格して間もない若手の弁護士の先生に、一人一人の学生の「メンター」、相談係になってもらい、勉強の方法だけでなく、生活スタイルも含めたアドバイスをしていただく体制をとりました。また、以文館3階には、ティーチング・アシスタントの部屋があり、司法試験合格者で大学院の博士課程に進学した方や今年の司法試験を受験した修了生が待機して学習相談に乗ることができる体制をとっています。教員の先生方もオフィスアワーの時間を拡大したりメールアドレスを公開して、いつでもみなさんの相談にのることができるようにしています。各クラスには、クラス担任の先生がいますので、進路その他の相談にも気軽にのってくださると思います。
 法科大学院では、毎日6時間以上の勉強を2年ないし3年にわたって続けていく必要がありますから、その間、自分を厳しく律して勉学に励む必要があります。そのためには、自分のめざす法曹のイメージをしっかり把握して、勉学に対するモチベーションを高く維持する必要があります。関西大学法科大学院には、元大阪地検特捜部を部長として率いた大仲先生をはじめ、大阪高裁の裁判官出身の教員、そして、自ら法律事務所を運営しつつ、専門分野に深い学識をお持ちの弁護士の教員をそろえています。関西で最大勢力をほこる関大法曹会の先輩もいます。こうした先輩方と身近にふれあうことができるというのが、関西大学法科大学院のセールスポイントの一つです。関大法曹会の先生方による講義科目「法と社会(法実務と社会)」も用意しています。ぜひ受講して、最先端の法実務についての知識を得るとともに、法曹としての生き様を学んでください。
 さて、来週から授業が始まります。2年ないし3年後の司法試験の合格を目標にして学習計画を立てる必要性を述べましたが、授業の予復習をきちんと学習計画に組み入れて、勉学に励むようにして下さい。学業成績と司法試験の合格率、合格までに要する年数との間には、明かな相関関係があります。これは、日々の授業の予復習を、司法試験の合格に向けた学習計画の中にうまく取り入れて勉強をすすめることが、司法試験合格への近道であることを示していると解釈することができます。前期の成績が良くなかった場合、学習方法を見直して下さい。決して、司法試験に向けた受験勉強に注力していたから、学業成績は多少悪くても良いのだと考えないで下さい。データは、それが単なる口実に過ぎないことを明確に示しています。司法試験に向けた勉強が順調であれば、学業成績も良好なはずです。学業成績がふるわないということは、司法試験に向けた勉強のどこかがおかしいということです。担任の教員や特別演習のメンターの先生、あるいはティーチング・アシスタントに、相談するようにして下さい。
 皆さんが、法科大学院での2年間、3年間を、自分を厳しく律して勉学に励まれて、法科大学院の修了後には司法試験の合格をともに祝えることを祈念して、私の式辞とさせていただきます。
 いっしょにがんばりましょう。

経歴

京都大学大学院法学研究科博士課程所定単位修得後退学。
1986年関西大学法学部専任講師、1989年助教授、1996年教授。2004年関西大学法科大学院教授。

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